2019/05/21
先月4月27日、渋谷ヒカリエにて第57回オークションが開催されました!
今回セールは絵画・ジュエリーを集めたメインと、陶磁器全200点の【某氏旧蔵陶磁器コレクション】の2つに分けて行われました。それぞれの落札価格トップ3は次の通りです。
〔メイン〕
Lot.58 東山魁夷≪晴日≫ \32,000,000
Lot.94 Pierre-Auguste Renoir (ピエール=オーギュスト・ルノワール)
≪Buste de Femme≫ \30,000,000
Lot.25 葛飾 北斎≪富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」≫ \19,000,000
〔陶磁器〕
Lot.328 板谷 波山≪纐手桃模様花生≫ \38,000,000
Lot.376 陳 鳴遠≪宜興窑紫泥蓮房式水盂≫ \20,000,000
Lot.329 板谷 波山≪彩磁草花文花瓶≫ \16,000,000
メインではまず、世界で最も知られる浮世絵で、新千円紙幣のデザインにも採用される葛飾北斎≪富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」≫や、歌川広重≪名所江戸百景≫が登場し、中国絵画ではLot.43斉 白石≪英豆図≫(エスティメイト50~100万円)が1200万円で落札されました。そして、日本画の巨匠・東山魁夷や平山郁夫、洋画ではルノワールなどが出品され、変わらぬ人気の様子もうかがえます。
陶磁器コレクションは下見会前から多くのお客様のお問合せをいただき、オークション当日も大きく盛り上がりを見せ、お陰様で陶磁器コレクションは落札率100パーセントを達成いたしました。近代工芸では、今回の目玉である板谷波山や岡部嶺男、加守田章二など多くの作家が注目を集め、一部作家は海外からも反応がありました。また日本古陶磁や中国古陶磁では、エスティメイトが30~50万円であったLot.376陳鳴遠(中国明代末期から清代初期に活躍した陶工)作品のように、Lot.369≪古備前矢筈口花入≫(エスティメイト20~40万円・落札額1100万円)やLot.391≪青磁香炉 ー純金火屋「黄金菊百種彫」中川浄益作 添ー≫(エスティメイト300~400万円・落札額1050万円)など、予想を超える競り合いをした作品も多くありました。
次回オークションは、2019年7月6日(土)に開催されます。次回は新元号・令和最初のオークションになります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
〈第58回 オークション〉
■開催日:2019年 7月6日(土)
■下見会:
7月3日(水)10:00 – 18:00
7月4日(木)10:00 – 18:00
7月5日(金)10:00 – 15:00
■会場:〒105-0004 東京都港区新橋5-14-10 新橋 スクエアビル3F