2020/01/29
第61回オークション(2月8日(土)開催)では、藤田嗣治の少女像(Lot.41)や自画像(Lot.40)、ベルナール・ビュッフェ(Lot.42・43)、荻須高徳(Lot.37)、洛中洛外図(Lot.59)など、およそ280点が出品されます。
また今回は、世界中の古代美術に特化した「西洋アンティークス 個人コレクション」が行われます!
本コレクションは個人の方が50年間かけて集められたもので、古代キュプロスの土器やシリアの銀化ガラス、ギリシャ・ローマやイラン・ペルシャの陶器、南米マヤ・インカの遺物など、全122点が出品されます。
注目作品としては、ササン朝の銀製品(Lot.198~202)があります。
ササン朝とは、3~7世紀にかけてイラン高原を支配した王朝です。高度な文化・芸術をもち、当時隆盛していたシルクロード交易を通じて、西はヨーロッパ、東は中国そして奈良時代の日本へもササン文化は伝わりました。今でも、日本の正倉院の宝物にその影響が見られます。
ササン文化で特筆されるのが、銀製品やガラスなどの工芸品です。
銀によって作られた皿や鉢、壺には、鍍金や細やかなレリーフが施され、豪華な造りとなります。獅子など動物や、アナーヒター(ペルシャ神話の女神)などが、モチーフとして好まれました。出品作品にも、それらのモチーフを見ることができます。
その他にも、陶磁器の産地として歴史的に有名であったペルシャ・ニシャプールの牛型水注(Lot.184-2)や、ギリシャのテラコッタ、エジプトの石像、シリアの黄金マスクなど、古今東西の作品が揃っています。
美術館や博物館でしか見られないような、古代世界の芸術作品をぜひご覧ください。
オークション開催前には、作品を直接手にとってご覧いただける下見会も開催いたします。
皆様のご参加、ご来場をお待ちしております。
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〈第61回オークション〉
■開催日:2020年 2月8日(土)12:00~
■下見会:
2月5日(水)10:00 – 18:00
2月6日(木)10:00 – 18:00
2月7日(金)10:00 – 15:00
■会場:〒105-0004 東京都港区新橋5-14-10 新橋 スクエアビル3F
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