2023/02/15NEW
今週末2月18日(土)、新橋オフィスにて「某氏旧蔵コレクション + 第77回オークション」を開催いたします。
63点が出品される「某氏旧蔵コレクション」、それに続けて行われる「第77回オークション」でも、注目の作品が出品されますので、今週コラムにてご紹介いたします。
海外のマーケットでも高い人気をほこる藤田嗣治。今回出品作は、画家が愛し、得意とした少女と猫というモチーフがそろいます。本作のほかに、版画作品の下余白部分に画家直筆の猫が描かれたLot.139や、「某氏旧蔵コレクション」から、貴重である初期の風景画が出品されます。
今回出品作2点は、ルオーが生涯描きつづけたモチーフである道化師を表し、画家独特の黒の輪郭線と、宝石のような鮮やかな色彩、重厚な質感が画面を彩ります。いずれの作品も静けさをたたえ、深い神秘性を感じさせるでしょう。
日本のみならず、世界で最も知られた浮世絵のひとつである「神奈川沖浪裏」は、近年の海外オークションで159万ドル(約1億7000万円)で落札されるなど、マーケットでの重要性は高いです。国内でも、新千円札の図柄に採用が決まっているなど、今後さらに知名度があがることでしょう。
上記のほかにも、工芸から加守田章二の作品2点(Lot.328・329)や、Lot.312《7.84ct ラウンドブリリアントカット ダイヤモンド ルース》をふくむジュエリーなど、300点以上の作品が出品されます。
そして、「某氏旧蔵コレクション」では、「近代絵画の父」ポール・セザンヌ《Sous-Bois(森)》(Lot.51)や、印象派のアルフレッド・シスレー《Le Loing à Saint-Mammès (サン=マメスのロワン河)》(Lot.52)やピエール=オーギュスト・ルノワール《Bouquet de Roses dans Un Vase Vert (緑の花瓶のバラ)》(Lot.50)などの西洋絵画の大家から、安井曾太郎(Lot.59・60)や黒田清輝(Lot.58)、梅原龍三郎(Lot.61)など、日本絵画の巨匠までがそろい、ほかにも工芸や古美術も目白押しです。
この貴重な機会を、ぜひ逃さないでください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■開催日:2023年2月18日(土)13:00-
■下見会:
2月15日(水)10:00-18:00
2月16日(木)10:00-18:00
2月17日(金)10:00-15:00