2024/06/20NEW
来週末6月29日(土)、第84回オークションを新橋オフィスにて開催いたします!
今週コラムでは、注目作品をご紹介いたします。
横山大観
幽玄な霊気をたたえる、深い紺碧に彩られた富士山を描く本作は、横山大観らしい雄大さと、巨匠の妙技を余すことなく伝える逸品です。落款は画家が1940年から7年ほど使用した「抜け落款」と呼ばれるもので、画家がもっとも多作で評価の高い時期にもあたります。富士山をこよなく愛し、生涯にわたって描きつづけた大観の名品にぜひご注目ください。
本作のほかにも同じく大観による2作品、やまと絵風に金地緑青に彩られた仙境を描くLot.97
そして、Lot.99からLot.108にかけては、大観が創設にかかわった美術団体・日本美術院ゆかりの画家の作品がつづきます。若き大観と切磋琢磨しあった菱田春草や、院展の三羽烏と称された安田靫彦・前田青邨・小林古径など、近代日本画を築きあげた画家たちの作品がそろいます。
千住博
現代日本画を代表するひとりである千住博、その代名詞ともいえる「ウォーターフォール」シリーズの1作が出品されます。青の背景に白い飛沫をあげて流れ落ちる滝を描く本作は、世界的にも知られるシリーズのアイコニックな1枚です。また、同画家の「森」シリーズからLot.92
中島千波
四季おりおりの花を絢爛華麗に描く中島千波の作品は、たいへん高い人気をほこります。今回出品作は、桜で有名な醍醐寺の枝垂れ桜を金屏風に表し、爛漫と咲く姿は圧巻です。
東山魁夷
東山魁夷は戦後の日本画を代表する風景画家で、自然と語らい、深い情感を絵画に込めてきました。冴え冴えと青い冬空の下、すくりと伸びる木立を描く本作にも、自然への深い愛情が見てとれ、その美しさが描きだされています。
日本画のほかにも、ベルナール・ビュッフェや藤田嗣治、ユトリロなどの洋画や、Lot.198 ROLEX(ロレックス)《デイデイト 228348RBR》などのジュエリー、加守田章二や初代徳田八十吉などの陶磁器など、およそ280点が出品予定です。
皆さまのご参加をお待ちしております。
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■開催日:
6月29日(土)11:00-
■下見会:
6月26日(水)10:00-18:00
6月27日(木)10:00-18:00
6月28日(金)10:00-15:00
■会 場:
アイアート株式会社
〒105-0004 東京都港区新橋5-14-10
新橋 スクエアビル3F