春季特別オークション4月27日(日)開催!マン・レイ《Le Violon d’Ingres (アングルのバイオリン)》など出品!

2025/04/17NEW

 来週末4月27日(日)、新橋オフィスにて春季特別オークションを開催いたします! 先月には東京での下見会に先駆けて、香港にてプレビューを開催し、多くのお客様にご来場いただきました。
 今週コラムでは注目作品をご紹介いたします。

 
Lot.123 Man Ray (マン・レイ)
《Le Violon d’Ingres (アングルのバイオリン)》
 シュルレアリスムの写真家マン・レイが、女性の背中をバイオリンに見立てて撮影した本作は、マン・レイの代表作であり、エコール・ド・パリの画家たちのミューズであったキキの有名なポートレートであり、シュルレアリスム写真の最高傑作として20世紀において最も影響力のある芸術作品のひとつにも数えられます。2022年の海外オークションに出品された同名作品は、写真作品の史上最高額1,240万ドル(当時のレートで約16億円)で落札されており、貴重な作品が出るこの機会を決して逃さないでください。

 
Lot.125 Maurice Utrillo(モーリス・ユトリロ)
《La Maison de Mimi Pinson, Rue du Mont-Cenis à Montmartre (モンマルトルのミミ・パンソンの家)》
 エコール・ド・パリの時代に活躍したユトリロは、画面のなかの漆喰の壁に自身の繊細な感情をにじませ、人々を魅了しました。故郷のモンマルトルをこよなく愛した画家は、当地のシンボルのひとつであった「ミミ・パンソンの家」もたびたび題材としましたが、とくに本作は絶頂期にあたる「白の時代」に制作されたもので、複数の美術全集にも掲載されており、画家の代表作といっても過言ではないでしょう。

 
Lot.127 Pablo Picasso (パブロ・ピカソ)
《Tête》
 本作はピカソが90歳となる年に描かれたもので、のびのびとした筆致と明るい色彩、人物の力強い表情は、最晩年となってもインスピレーションの尽きることのなかったピカソのバイタリティを伝えています。奔放な描線は、画家が若い頃に取り組んだシュルレアリスムのバイオフォルミック(生命形態的)なフォルムとオートマティスム(自動記述)を彷彿とさせ、感覚のままに筆を運び、自己の内面を解放しようとする意図が感じられます。

 
 今回、エコール・ド・パリの一員としてキキやユトリロとも交友のあった藤田嗣治や、ピカソとともに20世紀を代表する巨匠シャガールの作品も出品されますのでぜひご注目ください。そのほかにも、ベルナール・ビュッフェ棟方志功伊東深水などの絵画や、李朝陶磁器コレクション、さらに大変希少なLot.291《20.84ct カシミールサファイア ダイヤモンド リング(非加熱)》などがそろいます。
 皆さまのご参加をお待ちしております。

 
オンラインカタログ

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春季特別オークション
■開催日:
04月27日(日)12:00-

■会 場:
アイアート株式会社
東京都港区新橋5-14-10新橋 スクエアビル3F

■ 香港下見会 ■
3月27日(木)オープニング プレビュー
3月28日(金)11:00-19:00
3月29日(土)11:00-15:00
@ルネッサンス 香港 ハーバービュー ホテル Boardroom8
Hong Kong 1 Harbour Road, Wanchai

■ 東京下見会 ■
4月23日(水)10:00-18:00
4月24日(木)10:00-18:00
4月25日(金)10:00-18:00
4月26日(土)10:00-13:00
@新橋オフィス