【某氏旧蔵コレクション】特別オークション落札結果 黒田清輝の作品が1億4千万円で落札!

2020/07/17

 先日4日(土)、新橋オフィスで【某氏旧蔵コレクション】特別オークションを開催いたしました。
 日本近代絵画の巨匠の作品など、数々の名品が揃った今回オークションは、下見会前から注目が高く、オークション当日も大きな盛り上がりが何度も見られました。結果は落札率95%、総落札金額は5億8千万円超えとなり、お陰様で大成功を収めました。
 落札価格トップ5は以下の作品になります。

Lot.41 黒田 清輝≪荒苑斜陽≫ 
   \140,000,000(エスティメイト\20,000,000~40,000,000) 

Lot.46 Léonard Foujita (藤田 嗣治)≪母子像≫ 
   \40,000,000(エスティメイト\15,000,000~25,000,000)

Lot.42 岸田 劉生≪鵠沼風景≫ 
   \36,000,000(エスティメイト\30,000,000~50,000,000)

Lot.6 菱田 春草≪海邊松≫ 
   \27,000,000(エスティメイト\15,000,000~25,000,000)

Lot.51 Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)
   ≪Bretagne, bateaux de pêche â quai(ブルターニュ 埠頭の漁船)≫
 
   \23,000,000(エスティメイト\8,000,000~15,000,000)

 オークションは日本画の大家・横山大観、菱田春草らから始まり、エスティメイト上限近くもしくはそれを超える落札額が続きました。
 その勢いのまま洋画に進み、梅原龍三郎など、これまでのオークションでも人気の高い画家の作品に入ると、さらに盛り上がりを見せます。そして、「日本近代洋画の父」黒田清輝の大作、Lot.41≪荒苑斜陽≫は、数ある注目作品の中でもとくに白熱した競り合いを見せ、当初エスティメイトを6倍となる、1億4千万円で落札されると、会場から拍手が起こりました。その後も、海外からの人気も高い藤田嗣治やビュッフェも競り上がり、今後のオークションでの躍進も期待される画家であることがうかがえます。
 続く工芸では、アール・ヌーボーのガラス作品がいずれも高額落札され、新作陶磁器では黒田辰秋や金重陶陽、岡部嶺男らが大きく競り上がりました。そして、古陶磁では古井戸茶碗や乾山のさけ呑み、中国陶磁器など、多くの作品で落札価格が伸びる結果となりました。

 まだまだ新型コロナウイルスに関して予断の許さない状況ではありますが、感染対策にご協力いただきながら、多くのお客様にご参加いただき、誠にありがとうございました。

 次回第64回オークションは8月29日(土)、新橋オフィスにて開催いたします。ただいまカタログ製作中でございますので、もうしばらくお待ちください。
 また、9月26日(土)には、表参道のSpiral Hallにて秋季特別オークションを開催いたします。こちらについては出品作品の募集を本日17日まで行っておりますので、ぜひご興味がございましたらお問合せください。
 皆様のご参加をお待ちしております。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〈第64回 オークション〉

■開催日:2020年8月29日(土)13:00-
■下見会:
8月26日(水)10:00-18:00
8月27日(木)10:00-18:00
8月28日(金)10:00-15:00
■会場:アイアート株式会社 (東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル 3F)