2021/03/01
先日2月20日(土)、新橋オフィスにて第67回オークションを開催いたしました。
落札価格TOP5は以下の作品です。
Lot.73 Léonard Foujita (藤田 嗣治)≪花を持つ少女≫
落札価格:3,500万円(エスティメイト:3,500~4,500万円)
Lot.74 Léonard Foujita (藤田 嗣治)≪少女≫
落札価格:2,500万円(エスティメイト:2,500~3,500万円)
Lot.83 Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)
≪Delphiniums Mauves Ⅱ(薄紫色のヒエンソウ)≫
落札価格:2,300万円(エスティメイト:1,500~2,500万円)
Lot.85 Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)
≪Nature Morte au Compotier et Anémones(静物 フルーツとアネモネ)≫
落札価格:1,550万円(エスティメイト:800~1,300万円)
Lot.72 Léonard Foujita (藤田 嗣治)≪聖母像≫
落札価格:1,150万円(エスティメイト:1,000~1,800万円)
また、明治期の日本画家・西郷孤月によるLot.25≪新緑之圖≫(落札価格:200万円)とLot.26≪日出元旦≫(落札価格:400万円)が、いずれもエスティメイト上限の2倍で落札されました。西郷孤月は、日本美術院にて横山大観や菱田春草らとともに将来を嘱望された流浪の画家で、詩情溢れる作風と作品の希少性で知られています。
その他にも、Lot.50 良寛≪十大願≫(エスティメイト:80~150万円)が650万円で落札されました。江戸時代の僧侶で、名書家として知られながら質素に暮らし、庶民に寄り添い続けた良寛は、古くから日本で人気ですが、最近、中国の新聞で紹介されたことで、今回オークションでは中国からの注文が多く入りました。
そして、今回注目された【某氏旧蔵 茶道具コレクション】では、134点中130点が落札される結果となり、多くの作品で白熱した競り合いが見られました。とくに、人間国宝・江里佐代子のLot.318≪截金風炉先屏風 銘「まどか」≫(エスティメイト:50~100万円)が270万円、古い作品でもLot.348≪唐物茄子茶入 銘「玉椿」≫(エスティメイト:20~40万円)が220万円、Lot.372≪倶利天目臺≫(エスティメイト:10~20万円)が220万円で落札されるなど、大幅に競り上がる作品も多数ありました。
次回第68回オークションは、4月24日(土)に開催いたします。出品締切は今週末3月5日(金)までとなっております。
皆様のご参加をお待ちしております。
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第68回オークション
■開催日:2021年4月24日(土)
■下見会:
4月21日(水)10:00-18:00
4月22日(木)10:00-18:00
4月23日(金)10:00-15:00
■会場:アイアート株式会社 (東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル 3F)