Column

　来週4月24日(土)、新橋オフィスにて第68回オークションを開催いたします。
　今回オークションから、インターネットを使ったライブビッドシステムでのご入札が可能となりました！
オークション会場に来場されなくても、お手持ちのスマートフォンやパソコンから、リアルタイムでオークションに参加していただくことができます。ご興味のある方はぜひ、利用ガイドをご確認ください。
コラムでは、今回オークションの注目作品をご紹介いたします。

Lot.90 Pablo Picasso (パブロ・ピカソ)≪Tête≫
　男性の顔を描いた、画家最晩年の頃の作品です。まるで一筆書きのような迷いのない筆跡と、計算されたフォルムからはピカソらしさが見いだされ、「ようやく子どものような絵が描けるようになった」と画家が語ったような、のびのびとした解放感に満ちています。
独特の形態表現で裸婦を描いたLot.91≪Femme Nue Assise≫も出品されていますので、ぜひこちらもご覧ください。

Lot.93 Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)≪Nature morte au panier≫
Lot.94 Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)≪Dahlias≫
　ヴァーミリオンの背景が印象的な静物画と、赤いダリアの大輪と黄色の背景のコントラストが際立つ、いずれも画家が最も勢いに乗っていた時期に描かれた作品です。ビュッフェらしい鋭い描線と、見る人の目を奪う鮮やかな色彩が生みだす魅力をご堪能ください。

Lot.95 André Brasilier (アンドレ・ブラジリエ)≪Parc au Crépuscule≫
　フランス人画家アンドレ・ブラジリエは、日本を含めた海外でも個展を開催し、2005年にはロシア・エルミタージュ美術館での回顧展が話題となりました。今回出品作は、鮮やかな色彩と幻想的な雰囲気の中、画家の代表的なモチーフである馬を描かれます。


Lot.89 Pierre-Auguste Renoir (ピエール＝オーギュスト・ルノワール)≪Buste de Femme≫
　気負いのない筆で女性の半身像を描いた1作です。暗緑色の背景から際だつ薔薇色の肌と量感豊かな女性像は、円熟期のルノワールらしさにあふれています。

　その他にも、日本画では杉山寧や速水御舟、横山大観、上村松園、洋画では鴨居玲などが出品されます。工芸では、昨年8月に亡くなった陶芸家・鯉江良二や、西洋古代・近代の陶磁器・ガラス・ブロンズなどがそろいます。またジュエリーでは、Lot.287≪4.41ct ラウンドブリリアント ダイヤモンド ルース≫や、Hermès (エルメス)のバーキンなどがありますので、こちらもご注目ください。
　皆様のご参加をお待ちしております。

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第68回オークション

■開催日：2021年4月24日（土）
■下見会：
4月21日（水）10:00-18:00
4月22日（木）10:00-18:00
4月23日（金）10:00-15:00
■会場：アイアート株式会社 (東京都港区新橋5-14-10　新橋スクエアビル ３F)