国内オークション史上最高額作品誕生! パブロ・ピカソ『泣く女』が10億円で落札!

2018/06/21 アイアート速報

 先日2018年6月2日、渋谷ヒカリエで開催された第52回創業十周年記念オークションにて、パブロ・ピカソ作≪Tête de femme en pleurs(泣く女)≫が10億円で落札されました!
 
  これにより国内オークション史上最高落札額を大幅に更新し、テレビや新聞、ニュースサイトなどでもアイアートと≪泣く女≫が取り上げられました。
 
 ≪泣く女≫は、ピカソの代表作≪ゲルニカ≫(1937年)をきっかけとして生み出された連作であり、ピカソの愛人であった写真家ドラ・マールをモデルとしました。1939年に制作された今回出品作品は、≪泣く女≫の連作の最後の作品にあたり、シュルレアリスム的な不安定な形態と、キュビズム的な目の配置や陰影、そして頬を伝い、零れ落ちる涙が印象的です。
 
 第52回オークションでは≪泣く女≫の他にも、ピカソ作の版画や鉛筆画、陶器など多数出品されました。また、今夏に大回顧展が開かれる藤田嗣治(レオナール・フジタ)や、棟方志功、横山大観、坂本繁二郎などの作品が落札され、お陰様で盛況のうちに終わりました。
 
 次回オークションは2018年7月28日(土)に開催いたします。ぜひ皆様のご来場を心よりお待ちしております。