コラムColumn

2018/09/07

2018/09/07

金・銀・銅–輝きときらめきの美術

 つい先日まで、アジア大会2018ジャカルタが開催されました。さまざまな競技で日本選手団が大活躍しました。2年後に迫った東京2020オリンピック・パラリンピックへの期待も高まります。
 さて、世界中の大会で1・2・3位の選手には金銀銅メダルが贈られますが、これが定着したのは近代五輪(1896年~)からだそうです。なぜメダルが金銀銅に決まったかというと、まずこの3金属は腐食しにくい

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2018/08/27 展覧会情報

2018/08/27 展覧会情報

東京都美術館にて『没後50年 藤田嗣治展』開催

7月31日から10月8日まで、東京都美術館にて『没後50年 藤田嗣治展』が開催されています。展覧会では国内外から多くの作品が集まり、藤田の代名詞である「乳白色の裸婦」の名作のみならず、「乳白色」に至るまでの若き日の模索から、パリで名声を得た後の中南米旅行や日本での作品、パリに戻った晩年の制作まで、藤田の生涯をたどることのできる大回顧展となっています。

藤田嗣治(1886-19

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2018/08/09 美術トピック

2018/08/09 美術トピック

浮世絵に書かれた江戸の花火

 夏も盛りを迎えて日本各地で夏祭りなどが行われ、東京でも先日に隅田川花火大会が開催されました。昭和53年(1978)より毎年催される隅田川花火大会ですが、その前身は「両国の川開き」と呼ばれるもので、始まりは江戸時代・8代将軍徳川吉宗の時代までさかのぼります。享保17年(1732)、大飢饉と疫病の流行によって江戸で多くの死者が出ると、その翌年に犠牲となった人々の慰霊と悪病退散を祈り、

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